特撮!エフェクト講座

その1 「半透明エフェクトのしくみ」

CVSやギルティなど、わりと新し目のゲームのキャラに使われている半透明エフェクト。
眩しく滑らかに光ってるアレは、 いわゆる加算処理という技術で作られております。
簡単に言うと「ライトで光を当てたように、その部分だけ明るくする」というもので、
特撮技術で言うところの透過光に近い方法。
フィルムに光を当てて、怪獣の光線や宇宙船の噴射光を作ったりするものなのですが、
最近はCGで作る場合が多いようなので、mugenでもCG技術で作っていきます。
早い話がペイントソフトで作れます。
(塗り方などの詳しい技術は今回省略。まずは大まかな流れを見せていきます)


写真1
今回のサンプルはコレ。こいつのライトを光らせて見ましょう。
必要な機能は・・・
レイヤー、筆ツール、半透明色、加算合成処理。
私の場合はスキャナについてきたPhotoStudio 5てのを使ってます。


写真2
別レイヤーに筆ツールでもって光を描きます。
コレに使っている色は白のみで、筆の透明度設定を落とし、半透明の白を適当に塗り重ねました。
パッと見、光ってるように見えますが・・・

写真3
別レイヤーに書いた光を黒バックと合成。
出来上がったものを先ほどの写真1と加算合成します。
(ソフトによっては黒バック無しで直接加算出来ると思います)
出来上がったのが↓

左が写真4。右が先ほどの写真2
照らされた部分(背景やクーラの服や体)を比べると、左の方が一層眩しいものになってると思います

写真6
写真3を色調整して光を青くしたもの。
先ほどと同じく、写真1と加算合成すると↓


写真7
光っぽさがますます上がっていると思います。

こうした一連の作業は、
「作ったエフェクトが、mugenの画面できちんとキレイに見えるのか」を確認するためのものであります。
納得の行くものが出来上がったら、写真6をPNGまたはBMPで保存して、次の工程へ進みます。

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