特撮!エフェクト講座

その6 「氷を作ってみよう」あの氷の裏側に迫る

クーラの氷の作り方を公開する日が来ました。
用意するのはスキャナあるいはデジカメ板チョコの銀紙

板チョコを覚えておいてくださいね。


手順1 素材取り込み・色抜き

銀紙を出来るだけ大きく丁寧に剥きます。
指で揉んでしわをつけ、スキャナにて取り込みます。
注意点は・・・

・チョコは美味しく頂く(銀紙にカスが残らないように
・銀紙は丁寧に剥く(細切れにならない程度に
・しわをつけすぎない(やりすぎると氷っぽくなり辛いので。
 折り畳んでもしわ付けは出来ますが、その場合折り目が残り過ぎないように
・取り込むのは銀色の面
・取り込みモードはカラーで(グレースケールだとコントラストが上手く出ないことが
・板チョコ銀紙を使うこと(アルミホイルやチーズの包みを試しましたが、しわにエッヂが出なかったです
 氷の場合、角が立つ方がいいので

dpi400くらいで取り込んだ後、一端グレースケール化した後、再びカラーに。
これで「形式はカラーなグレー画像」が出来ます。
あとで色加工するので必須。


手順2 切り抜き・加工・一枚化

立体的でそれらしい形に見せるためには、ある程度「面」を意識して加工してやる必要があります。
銀紙の部分部分を切り出してレイヤー化していきます。
位置を重ねの順番を調整し、決まったら一枚に合成しましょう。

注>画像の背景はわかりやすくグリーンにしてますが、実際は透明にしておきまっしょう。


一枚化したものがこれ。氷っぽくなってきたハズ・・・

注>どんなキャラにどんな形で使うかを考えて形と大きさを決めていきましょう。
D0、D4によってもベストな大きさが異なります。
この形?テキトーですよ・・・


手順3 色調整

上の画像をコントラスト調整したもの。
影をー50、ハイライトを+25〜50で調整。

色バランス調整で青い色をつけました。ほぼ完璧に氷
なはず
いやそう仮定して続けよう。

二通り作ってみました。色数値は・・・
左=R-100、G-50、B+100
右=R-100、G+-0、B+100
より氷っぽさそうな方を使ってみましょう。


手順4 質感付け・減色・登録

氷に霜が降りたような質感を与える方法です。
色付け前の段階で↑を乗算してやりましょう。
正体はカップめんのフタの裏。微妙なザラザラが使えます。


出来上がりがこれ。
手順3の物と比べてより好みな方を使いましょう。

この後の手順はこれまで紹介したとおり、減色と登録です。

かなり適当に作りましたが、光源を考え、影を入れたりするとより一層立体的になるでしょう。

←前 次→

mugenTOPへ

TOPへ