特撮!エフェクト講座
その7 「あのコを凍らせてみよう」凍結KO作ってみない?
凍結KOの作り方を公開しちゃいましょう。
今回使ったのはカップめんのフタ。
ざらつきがいい具合に作用するのヨ。
手順1 グレースケール準備
今回はまとめてやっちゃいます。
作りたいキャラの元にしたいポーズを調達したら、最初の段階でグリーン部分をマスクとして切り抜いておきましょう。
8ビットグレースケール化→24ビットカラー化。前回説明したとおりの手順ですね。
上のマスクを使えばこの通り、余白をグリーン化することが出来るのです。
手順2 色付け・フタ準備
色バランス=R-100、G-50、B+100
この数値にすると画像のようにブルートーンな画像に。
前回使ったのと同じ「やつ」。
今回はキャラのサイズで大きさを変えます。
D0なら元サイズの半分、D4なら元のまま。
サイズ決定後、ツールの「フィルム粒子」機能で若干のザラ付きを与えておきます。
キャンパスのサイズをそろえ、その上で合成の位置決定。
白いところにかかる部分が白くなるので、顔などが真っ白にならない位置にあわせましょう。
キャラ画像を半透明化レイヤーにして重ねておくとやりやすい。
手順3 加算合成・マスク抜き
ブルートーンとフタを加算合成。余白をマスクで切り抜くと・・・
こんな感じ。
気に入らないキャラがあったらフタの位置、向きを変えて再合成。
決定したら保存→減色へと進みます。
手順4 完成・登録へ
こんな具合に完成します。
実際には減色時の色損失(イメージどおりの色が残らない)が多かったので、
再グレー化→ブルートーン化という手順を踏んだ後の減色でした。
上で書くの忘れましたが、氷柱をいくつか描き足してます。
適当にグレーで描く→テクスチャ機能で質感を→ブルートーン→調整
といった手順。
なくてもいいかなと思ったら削ってもいい手順かと。
今回はブルートーンの上にフタを張るという手順でしたが、グレーのまま進めて最後にブルー化という方法もあります。
できた画像はココに沿って登録するなりなんなりしちゃいませウ。
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