特撮!エフェクト講座

前のページの補足が中心です。


★減色用画像の作り方

galeのパレット機能の一つ「グラデーション作成」を使います。
パレット上の左クリックで選んだ色と右で選んだ色の間にグラデーションを作る機能ですが、
完成したエフェクトをそれっぽく美しく深みのある色(※個人の主観です)にするには手順があります。


・画像Aのパレットの作り方

パレット左上(1番)〜右下(255番)に向けて黒→青→白の順で変わっていくグラデーションを付けます。
galeでグレースケール処理を行うと、パレットの明暗がこの順番になるので、それに合せます。

ちなみにモデルはほーちんです。

色番号1、63、127、191、255の5か所に色を付けます。
RBG値でいうと
1=0,0,1 63=0,63,128
127=0,127,255 191=127,255,255 255=0,0,1
です。
色付けした各番号をグラデーションで繋いでいきます。
若い番号の色を右、次の色を左クリックして
矢印→グラデーション作成。
完成するとこう。途中で水色を経由した方が光の色調として
「らしく」なってるのが分かるかな?

・画像B以降とパレットの作り方

共通パレットに収めるための減色用パレットも作り方としては同じですが、0番からではなくグラデを開始したい番号から始めます。
ここでは160〜223の64色をグラデに充てます。グラデの色数が最も多く、メインとして使います。

改めて画像を用意する物でもないので…
画像Aの時と同じグラデ処理を160〜176〜192〜208〜223で行います。
画像Aを別保存した後、パレット内で色の移動をするとよいでしょう。
1、63、127、191、255の色をドラッグで160、176、192、208、223まで
動かす→各色間をグラデ処理でおk。
画像が色化けしますが大事なのはパレットなので問題なし。
画像は消して分かり易く「青」とでも書いときましょう。

画像Bが出来上がりました。

・キャラ用パレットとの統合+色変更

前のページの説明通り、こうして作ったパレットをキャラ用パレット画像に統合→キャラ作成ツールでACT登録を行えば、
減色済みエフェクト画像のSFF登録が問題なく行えるようになります(この辺りは各ツールの手順に従ってね)。

ここまでの方法でもし色化けが起こった場合、パレットの登録番号がズレている場合があるので確認を。

ここで一つ遊んでみましょう。エフェクトの色変更です。

ほーちん(エフェクト)側の画像は全て同じ。スタータ・クンプ(パレット)側の画像も使われているパレット以外は同じ画像です。
一緒に映ってる光球の印象も違うでしょ?
炎も電気もラブパワー超能力もカラー一つで表現できてしまうのです。


★C、D、Eの役割は?

白16グラデは単純に白エフェクトにも使えますが、色数が少ないのでそのままでは
滑らかな半透明にはなりません。

半透明以外の通常表示で文字の色に割り当てたり、白や黒一色の画像を登録して
フラッシュや黒バックに使うとよいでしょう。

あとで解説しますが、
パレット変更に対応したカットイン用の、減算を用いた黒輪郭線処理にも使います。

この16色の為に心掛けたいのは、
キャラ用の色に白(255,255,255)や黒(0,0,0)を使わないことです。
万が一の色化けを防ぐためです。
予備カラーです。ハイライト(白)を使わないエフェクトを作る際に割り当てます。
メイン64色の明暗どちらか半分をこの色に変えるなんて使い方も。
3種のグラデを統合した画像です。
これを使って減色すると減色ミスを起こして色化けに繋がることもあるので
目印や記録用にしておきましょう。

★この色数、この位置に置くことの意味は?

当然ですがエフェクトを減色すれば階調の滑らかさが減って見栄えが落ちます(色が地層の如く分かれてしまう)。
ギリギリ滑らかさを失わず、キャラその他用の色を圧迫せず、パレット的に切りの良い数字が64であり32であり16だったのです。

ちなみに一番下の行は他の色が入ってる場合が多かろうと思って開けた箇所。自分はここに入れた色で特殊キャラ演出用の画像を描いてるのです。

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