NO.001 ツインホーン
(背部ビーム砲連動。内部駆動部品追加

ゾイドグラフィックスとして念願の復活を果たしたゼネバスの名機ツインホーン。
この機体の登場により、旧ゼネバスの小型ゼンマイシリーズはようやくその全種が
現代に復活したということになりました
(本当は現代=ZAC2100年代の設定・物語の中に復活して欲しかったのですが…)。

そのツインホーンにギミック改造を施すとすればどこか?
普通に考えれば耳や鼻なのでしょうが、
極力改造規模を抑えて(自分の技術の範囲で)やるならば、と考えた時、
背部の二門のビーム砲に目が行きました。

最初は上下の動きだけを考えました。
砲塔下のパイプ状部分、この中にプラ棒を通し、顔を上下させる内部フレームを
後方に延長。これにプラ棒を押させれば、と考えたのですが…

パイプの中は作りが荒く、削ってもプラ棒の運動に引っ掛かりが生まれていました。
そして結局、砲塔部分を完全に切り離し、パイプとそれを接続する箇所をスクラッチ。
結果としてはゾイドの魅力のひとつである「分解可能」という部分を
あきらめることになりましたが、副産物として「砲塔の左右調整」というギミックが
生まれたのです。

3ミリプラ棒と2ミリ角棒を用意します。
長さは後から調整するのでそれなりで。

図Aの1のとおり赤い部分を削り、
角棒を接着。

2は横から見た図です。
やはり赤い部分をカット。これでAパーツ
出来上がります。

B1のように本体からビーム砲塔を切り離し、
元々の接続ピンと間のパイプ状の部分も本体側、
砲塔側ともに綺麗に削ってください(赤の部分)。

B2を参考に、本体と砲塔それぞれの丸い赤部分
3ミリの穴を開けてください。

本体Bパーツが出来上がりますが、
Bの方は接続ピンがないのでこの段階では
左右の張り合わせが出来ません。

ウェーブ(多分)の関節用ポリキャップを使います。図のような形で穴の大きさが5ミリのものです。
品名忘れたので模型屋で探してください…
寸法を合わせてプラ版を切り出します。「上」の穴は5ミリ、「下」の穴は3ミリです。
「ヨコ」は3つ作ります。
図Cのようにポリパーツを包んでしまいましょう。Cパーツが出来上がります。
本体の左側に図のように接着。その後の組立工程を考えると左側の方がよいので。
ピンが飛び出てる側が前です。


ジャンクパーツでデコレートしてあります。
ツインホーンの帝国的なラインにはちょっとあってませんが・・・

Bパーツの底に5ミリプラパイプを接着し、3ミリプラ棒を通します。
長さはやや余裕を持たせ、抜け落ちないように細かく切ったプラ版を
内部から貼り付け。パイプとプラ棒をくっつけないように注意!

Aパーツを通して駆動テスト。
この部分は最終的に接着してしまうので念入りに。
Cパーツをつけた本体にセットしてさらにテスト。
突っかかりがあったらおそらく原因は穴部分。若干大きめに開けてやりましょう。

↓こんな感じで動くはず↓



これは接着済みですが、プラ棒を押してやると…


砲が上を向き、放すと砲は自重で下を向き、棒も戻ります。

次は本体側のフレームに手を入れます。

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