特撮!エフェクト講座
その8 「ヒットスパーク(その2」色をつけていきます
手順3 コントラスト調整〜ブラー
※この作業は場合によっては飛ばしてもかまいません。最初のうちは面倒かも。
このままでは暗かったのでphotostudioでハイライトを強調しました。
この作業を全てのコマに行い、SHARAKUでズームぼかしをつけます。
対象は2〜11番フレーム。
2フレーム目の設定は
数=10 距離=1
フレームがひとつ進むごとに数を1づつ減らしていきます。
SHARAKUは上書き保存が出来ないので一枚づつ保存。
galeのgalファイルとしてまとめます。
手順4 グレー化〜色付け
galeを起動し、
ファイル→複数ファイルからインポート で先ほどまでのコマを選択し出力。
ファイル→プロパティ でシングルパレットの項目にチェックを入れます。
これでパレットが統一されるので、全フレーム→グレイスケール と選んで256色グレー画像を完成させます。
パレット内の色番号0の色(RGB 0,0,0)を、
RGB 0,255,0 にしてグリーンバック化したものが↑
ここからパレットのグラデーション機能を使った色付けを行っていきます。
⇒⇒⇒ |
カーソルの位置は色番号128。この色を画像のとおり RGB 0,192,255 =水色に変換。
255番(右下)とのあいだにグラデーションを作ります。
128を左クリック、255を右クリックした後、
黒の下向き矢印から グラデーション作成 を選ぶとグラデが作成されます(画像左
そのまま今度は1番(左上のひとつ右)を右クリックしグラデ作成。
これで画像右のようなパレットが出来上がります。
実際のスパークは・・・
こんな感じの水色スパークが出来ているはず。
同じ要領で赤グラデにすれば…
当然赤くなるんです。
こうして出来た画像をpngでエクスポートし、
独自パレット扱いでSFFに登録すればそれでOK・・・
なのですが、今回はあえてもう一手間かけて
減色
までやってしまいましょう。
手順5 パレット作成〜減色
⇒⇒⇒ |
適当に新規画像開き、緑一色にして256色に減色すると、
左上(色番号0番)のみ緑のパレットが出来上がります。
左の画像のように31番を赤(RGB 255,0,0)、63番を白(0,0,0)を配置し、
それぞれの間をつなぐようにグラデをかけます。
出来上がったのが右画像。このパレットをpalファイルとして保存します。
先に作ったスパークのgalを開き、
↓矢印からパレット読み込み→ファイル→ファイルから取り込む
と選んで、今作ったpalファイルを選択。
ピクセルを色に合わせる にチェックを入れ、
すべて→OK
と進めれば減色が行われます。
このとおり。
ぱっと見どこが変ったのかわからないと思いますが、
パレット上の色数と一枚あたりのデータ量はもとのままより確実に減っています。
見た目を落とさず減色できれば、そういった面での節約に繋がるのです。
節約が出来ればキャラ自体の容量を減らせるだけでなく、
パレットを一本化して本体と共有できるという大きなメリットがあります。
これのやり方も後で解説しますが、容量節約や色化け等に対しても有効な手段となるのです。